【高金利通貨比較】金利だけで選ぶのは絶対ダメ!おすすめの通貨は?

藤奈

こんにちは、投資ブロガー藤奈です

わたしはメキシコペソ投資を2年ほど行っています。

高金利通貨とは、金利が高い通貨のことで、トルコリラ・メキシコペソ・南アフリカランドが代表的です。

金利が高い通貨は、売買益だけでなく、利息(スワップポイント)も得ることができるんです。

「高金利通貨でスワップも狙って投資がしたい!」という方には、わたしはメキシコペソをおすすめしています。

今回は高金利通貨の中でもなぜメキシコペソがおすすめなのか、トルコリラ・南アフリカランドと比べながらその理由をお伝えしたいと思います。

高金利通貨を利用したスワップ投資に興味がある人はぜひ読んでみてください。

高金利通貨の特徴まとめ

2021年5月19日時点での高金利通貨の傾向や特徴をまとめました

トルコリラメキシコペソ南アフリカランド円
現在のレート13.01円5.48円7.7円
政策金利19%4%3.5%
スワップポイント42円7.1円13円
インフレ率(2020年)14.6%3.15%3.27%
失業率(2020年)13.2%5.2%30%
過去10年の値動き47.9~12円11円~4.2円12円~5.58円
トレンド長期・短期的に
下落トレンド
長期は下落トレンド
短期は上昇トレンド
長期は下落トレンド
短期は上昇トレンド

金利だけで比べるとメキシコペソはパッとしませんが、インフレ率や失業率、過去の値動きを見るとメキシコペソが1番安定していることが分かると思います。

高金利通貨の3つのリスク

高金利通貨には共通した3つのリスクがあります。

  1. 長期的に下落トレンドが続いている
  2. 流動性が低いため、値動きが激しい
  3. 金利が下がる可能性がある

金利が高い高金利通貨は、新興国の通貨になります。新興国は経済活動が活発で、インフレが起きやすい傾向になります。

インフレとは、継続的にモノやサービスの価値が上がり、お金の価値が下がってしまう現象です。

80円で買えていたトマトが100円になってしまうということです。

過度なインフレを抑えるために、新興国は金利を高く設定しています。

新興国の通貨は基本的にお金の価値が下がり続けているので、長期的に見ると下落トレンドが継続しています。

また、新興国の通貨は先進国と比べて通貨量が少ないので、流動性が低い状態にあります。

流動性が低い通貨は、ファンドが意図的に値を大きく下げたり、大きく上げたりすることができるのです。

過去のトルコリラは30%も下落したことがあります。これはアメリカのドルや日本の円、ユーロではありえないことです。

新興国は先進国と比べると通貨の価値が低く、外国からの資金が集まりにくい状態にあります。

そのため、経済活動を抑える目的以外にも外貨を集める、外国への資金流入を防ぐという目的の場合もあります。

トルコリラが下落し続ける理由

トルコは東ヨーロッパのトラキア地方と西アジアのアナトリア半島にまたがる国です。

若年層の人口が多く、広大な土地と資源を持つことが特徴で、今後は経済大国になる可能性を秘めています。

しかし、トルコリラは厳しい状況が続いており、改善が見込まれていません。

トルコ経済が悪化している理由
  1. 慢性的な経常赤字
  2. アメリカとの不仲
  3. 周辺諸国との緊張状態

トルコは慢性的な赤字状態が続いています。(2012年から2018年まで、630億ドル~270億ドルの経常赤字)

資金を海外から調達していることもあり、このままでは経済破綻する可能性もあるのです。

さらに、アメリカとの関係も良くありません。

2016年に発生したクーデターがきっかけになっていて、バイデン大統領就任後も未だに関係改善の見込みはありません。

周辺諸国とも緊張状態が続いています。

トルコリラとメキシコペソを比較

トルコリラは金利が高いため、スワップポイントが多くなっています。

ただ、ここ10年の値動きを見ても、通貨の価値が1/4になっています。

高金利通貨は基本的に下落傾向にありますが、メキシコペソと南アフリカランドは緩やかな下落になっています。

トルコリラは下落スピードが早いため、いくらスワップポイントを貯めても、貯めた以上に損失が出てしまうのです。

メキシコペソと南アフリカランドは確かに下落傾向にありますが、仕込むタイミングを間違えなければ、下落スピードよりもスワップポイントが貯まるスピードの方が早いと言われています。

わたしもメキシコペソを始めて2年、コロナショックも経験しましたが、スワップポイントのおかげで利益を出すことができました。

インフレ率、失業率もトルコはメキシコの3~4倍となっています。

南アフリカランドの特徴

南アフリカはアフリカ大陸の最南端に位置していて、金やダイヤモンドといった鉱物資源が豊富な国です。

トルコ同様、今後は経済大国になると期待されています。

ただ、現状は厳しく、失業率が毎年20%を超えていて、政情も不安定になっています。

南アフリカランドとメキシコペソを比較

南アフリカランドはインフレ率がメキシコペソと同じくらいなのですが、金利が高く設定されています。

南アフリカランドはインフレを抑える目的ではなくて、資金の流出を防ぐために高い金利を設定しているからです。

失業率が高いことから、経済状況が厳しいことが分かります。

コロナショックを経験して、メキシコペソ投資の強さがよくわかった

わたしはメキシコペソ投資をしているのですが、高金利通貨のリスクが良く分かりました。

確かに高金利通貨の値動きは大きいのですが、割合から考えると大きいんです。

メキシコペソは5.5円位から4.2円まで最安値を更新しました。割合でいえば1/5ですが、動いたのは1円です。

ドル円では112円➜102円まで値が動きました。割合で考えれば値動きは少ないのですが、10円動きました。

メキシコペソはお手頃価格なので、レバレッジを低く設定すれば暴落や下落相場でも乗り越えることができます。

コロナショックで感じた1番のリスクは、暴落時はスワップポイントがなくなる可能性があるということです。

コロナショックから下落トレンドの中では、南アフリカランドはスワップポイントが0円に、トルコリラに関しては逆スワップ状態になり、スワップポイントを支払う事態になったのです。

通貨の価値は下がって損失が広がり、スワップポイントは貯まらないor支払って損失が広がるという状況で、Twitterでは悲鳴が上がっていました。

メキシコペソは緊急利下げで金利が下がった分スワップポイントが減りましたが、0円になったり逆スワップにはなりませんでした。

暴落時や下落時に通貨の安全性や価値が発揮されるのだと感じました。

わたしは高金利通貨でスワップ投資をするなら、メキシコペソの一択だと思っています。

トルコリラに関しては、下落トレンドに従って売りで入るのはありかなと考えています。

スワップポイント比較

高金利通貨を行う上ではスワップポイントが重要になります。

2021年5月10日の週を参考にスワップポイントの一覧を作成しました

1万通貨保有した場合トルコリラメキシコペソ南アフリカ
セントラル短資FX10円6円2円
みんなのFX42円7.1円13円
Light FX42円7.1円13円
ヒロセ通商39円6円1円
FXプライムbyGMO36円7円9円
GMOクリック証券42円5.7円9円
マネーパートナーズFX30円3円2円

高金利通貨でスワップ投資に興味がある人は、みんなのFXとLight FXは開設しておきましょう!

暴落時には様子を見ることが大事ですが、急落はチャンスです。いつ来るか分からない急落に備えておきましょう。

わたしはLight FXの方が使い勝手が良かったので、Light FXを愛用しています。

Light FXの「ここがいい!」と思ったポイント
  1. 高金利通貨(トルコリラ・メキシコペソ・南アフリカ)でスワップポイント第1位
  2. 他のトレーダーの取引状況が確認できるアドバンストレーダーが利用できる
  3. 処理能力が高いシステムが採用されているので、約定力が高い
  4. 初心者でも使いやすい

Light FXの公式サイト・口座開設はこちらからどうぞ

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

メキシコペソ投資に関する記事一覧