暴落・下落相場でも積立インデックス投資は買い増した方がいい5つの理由

とうな

こんにちは、投資ブロガーとうなです

暴落や下落相場に直面すると「インデックス投資を辞めようかな」と思う方がいるかもしれません。

わたしは4年ほど前にもインデックス投資を行っていたことがあるのですが、「これ以上下がる前に売却しよう」と思って、インデックス投資を辞めたことがあります。

そんな経験から言えることは、暴落・下落相場でもインデックス投資だけは続けた方がいい。むしろ買い増した方がいいということ。

実際にコロナショック時には積極的に買い増し、1年後にこんなツイートをすることができました

https://twitter.com/touna_money/status/1387611780864626693

今回はインデックス投資を続けた方がいい5つの理由についてお伝えします。

暴落を避けることはできない

暴落・下落相場でもインデックス投資を続けた方がいい理由についてお伝えする前に、暴落と下落相場について説明します。興味のない方は、スルーしてください。

投資をしていると、必ずいつか暴落に直面します。

投資を生業にしているプロの投資家でも予測できない暴落を、一般投資家が予測できるはずがありません。

暴落時はこの世の終わり…という雰囲気になります。良いニュースがあっても大して反応しないのに、悪いニュースには大きく反応します。

「どこまで下がり続けるんだろう?」と不安に陥ってしまいます。

ただ、1つだけ言えることがあります。それは、いつまでも下がり続ける相場はないということです。

暴落にはショートホールとビックショートの2種類がある

長い歴史を見てみると、様々な金融危機がありました。1番記憶に新しいのは、コロナショックとリーマンショックではないでしょうか?

1000年に1度と言われたリーマンショックを乗り越え、前代未聞のコロナショックも乗り越え、世界経済は成長し続けています。

暴落にはショートホールビックショートの2つの種類があります。

ショートホールは、一時的に大きく値を下げますが、すぐに回復する相場です。北朝鮮のミサイル発射やトランプ前大統領の当選時の混乱相場がショートホールにあたります。

先行きの不透明さからリスクオフ相場になりますが、実在社会には悪影響を与える可能性が低いと判断されると急速に回復するのが特徴です。

もう1つは、ビックショートと呼ばれる暴落です。

ビックショートはバブルの崩壊や金融機関の破綻など、経済社会が機能しなくなるような出来事をきっかけに起こります。

大きく値を下げ、その後も回復せず、底値を探る下落トレンドが続くのが特徴です。

下落トレンドは数か月続くかもしれませんし、数年かもしれません。リーマンショックの時は、底値になるまで半年かかりました。

暴落・下落相場でもインデックス投資は増額&スポット購入した方がいい5つの理由

「そんなに長い間下落相場が続くなら、投資を辞めようかな」と悩んだり、実際に辞める人もいるかもしれません。

でも、「それはもったいない!」と辞めてしまった経験があるからこそ強く思います。

わたしは積立インデックスだけは続けた方がいい。むしろ増額&スポット購入(買い増し)した方がいいと考えています。

暴落・下落相場でも積立インデックス投資を続けた方がいい理由は5つあります。

  1. 世界経済の成長力
  2. 平均回帰性
  3. 複利
  4. 暴落・下落相場は平均取得単価を下げることができる
  5. 時間の分散投資ができる

積立インデックス投資は、世界経済の成長力と平均回帰性、複利の力を利用した長期投資が前提

インデックス投資は、投資先を分散することで市場の平均リターンを狙う投資です。

インデックス投資は、世界経済の成長力と平均回帰性、複利の力を利用した長期投資が前提になります。

冒頭でお伝えしたように、1000年に1度と言われたリーマンショックからも世界経済は立ち直りました。それどころか、長期的に見ると世界経済は成長し続けているのです。

そもそも資本主義は、投資家➜企業➜労働者➜投資家というように、お金が回り続けることでお金が増えていき、資本主義経済が拡大し続ける仕組みになっています。

資本主義が拡大するということは、世界経済が成長するということです。

総務省は、世界の人口は2100年まで緩やかに増加していくと発表しています。つまり、新経済活動がますます盛んになる可能性が高いということ。

これらの理由から、これからも世界経済は成長していく可能性が極めて高いです。

相場には、平均回帰性という性質があります。大きく下落しても、大きく上昇しても、いずれ平均値に戻るという性質です。

世界経済の平均値とは、3~4%の上昇を意味しています。

また、複利を利用することで、長期投資は利益が出やすくなります。運用で得た利益をさらに運用に回すことで、雪だるま式に資産が増えていきます。

100万円を年率5%で運用していくと、以下のようになります。

単利複利
3年105万円116万円
10年150万円163万円
100年600万円1億3150万円

複利と単利は、最初こそ大きな差はありませんが、運用期間が長くなるほど大きな存在感を示すことになります。

世界経済の成長力、平均回帰性、複利の力を利用したインデックス投資は、時間を味方にする投資。運用期間が長いほど利益が出やすくなります。

わたしは5年ほど前にインデックス投資を始め、辞めてしまった経験があるのですが…辞めずに積み立てていれば、大きな利益になっていたんです。

長期投資の意味をちゃんと理解できていなかったと反省しています。

暴落・下落相場をチャンスと考えよう!ドルコスト平均法とスポット購入の併用で攻める

インデックス投資は長期投資が前提です。

暴落や下落相場で含み損が増えても、狼狽える必要はありません。目先の成績ではなく、長期目線で考えましょう。

暴落や下落相場は、将来の利益を増やすことができる絶好のチャンスと捉えたほうがいいです!

チャンスと捉えたとしても、いつ買えばいいのか悩む方も多いと思います。

わたしは底値で一括購入することはできないと諦めています。

暴落を避けることができないように、いつが底値かなんて分かるわけがないからです。

そのため、積立額増やす&下がったときにスポット購入(好きなタイミングで好きな量を買うこと)を繰り返しています。

インデックス投資の良い所は、少額で始められること。

証券会社によっては100円から始めることができますし、ポイントで投資信託を買うこともできます。

少額で買えるということは、積み立てや買い増しがしやすいということです。定期的に一定額買い続けることをドルコスト平均法と呼びます。

ドルコスト平均法のメリットは、安い時にたくさん仕入れ、高い時には少なく仕入れること。

定期的に購入することで、平均取得単価を平準化することができるので、高値掴みすることがありません。

わたしはドルコスト平均法とスポット購入を併用することで、できる限り平均取得単価を下げるようにしています。

買った方がいいインデックス投資の種類(資産クラス)は?

インデックス投資には、不動産や債券・バランス型などたくさんの種類がありますが、買い増しor買った方がいいと思うのは、世界経済に連動する株式だけです。

長い目で見れば世界経済は回復し、さらなる成長を遂げると思いますが、1企業や1国家が立ち直るかは分かりません。

実際にリーマンショックから立ち直り、著しい成長を遂げたのは中国とアメリカだけでした。

リスクを分散するために、世界の株式と連動するインデックスファンドか先進国や米国の株式がいいと考えています。

関連記事 【アセットアロケーション】インデックス投資の理想的な資産配分について考察してみた

暴落・下落相場でも積立インデックス投資は続けた方がいい

暴落・下落相場でもインデックス投資を続けた方がいい理由をお伝えしました。

積立インデックス投資は時間を味方にする投資で、下落・暴落相場は平均取得単価を下げるチャンスです。

暴落・下落相場でインデックス投資を辞めるか悩んでいる方は、わたしのような失敗をしないように、インデックス投資がどんな投資なのかもう一度振り返ってみてください。

「頭では分かっていても、資産が少しずつ減っていくのは辛い…」という人は、Twitterで投資仲間と励まし合ったり、水瀬ケンイチさんの「お金を寝かせて増やしなさい」を読んでみることをおすすめします。

水瀬さんはリーマンショックを乗り越え、インデックス投資を何十年も続けいている方です。

わたしもコロナショックの時に読み直して、とても救われました。

水瀬さんの著書はインデックス投資のバイブル本と言われているので、読んだことがない人はぜひ読んでみてほしいです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました

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